金閣寺【鹿苑寺】

夕 佳 亭

 江戸時代の茶道家・金森宗和が好んだ数奇屋造りの茶席で、夕日に映える金閣が殊に佳いと言うことから「夕佳亭(せっかてい)」と名付けられた茶席で、正面の床柱が有名な「南天の床柱」です。その右にある三角の棚が「萩の違棚」、中央の古木が「鶯宿梅(おうしゅくばい)」です。
1997年、解体修理が行われました。
 茶席の前の石灯籠と富士形の手水鉢は、慈照寺の「銀閣」を建てた足利8代将軍義政が愛用したものと言われ、茶席横の「貴人楊」は身分の高い人の椅子という意味です。

茶席の前の石灯籠 富士形の手水鉢


不 動 堂

本尊は弘法大師が作られたと伝えられる石不動明王で、霊験あらたかな秘仏として広く一般に信仰されています。節分と8月16日に開扉法要がいとなまれます。