原爆ドーム・平和記念公園
Atomic bomb dome & peace memorial park




ドーム前にある慰霊碑



原爆ドーム保存工事

 平成2年(1990年)3月 原爆ドームを永久に保存するため、昭和42年にひきつづき第2回目の補強工事施した。今回も国の内外の平和を願う多くの人々から多額の寄金が寄せられた。その寄金の一部を工事費に充てるとともに将来の補強工事に備えるため原爆ドーム保存事業基金を設置した。
 平成15年(2003年)第3回目の保存工事となる現状維持工事を施した。原爆ドームが平成12年(1996年)に世界遺産一覧表に登録されてからは初めての工事となった。工事費には原爆ドーム保存基金の一部を充てた。

世界遺産 原爆ドーム

 人類史上最初の原子爆弾による被爆の惨禍を伝える歴史の証人としてまた核兵器廃絶と恒久平和を求める誓いのシンボルとして「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」に基づき世界遺産一覧表に記載された。
平成8年(1996年)12月7日  広島市


原爆ドーム

 昭和20年(1945年)8月6日 史上はじめての原子爆弾によって破壊された旧広島県産業奨励館の残骸である。爆弾はこの建物のほぼ直上約600メートルの空中で爆発した。その1個の爆弾によって20万をこえる人々の生命が失われ半径約2キロメートルに及ぶ市街地が廃墟と化した。この悲痛な事実を後世に伝え人類の戒めとするため国の内外の平和を願う多数の人々の寄金によって補強工事を施しこれを永久に保存する。

昭和42年8月6日  広島市